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日々徒然と波に消え

日記。語り。ネタバレに優しくないです。
2024
05,19

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2010
02,22
アビスのオンリ行ってきました。
12時入場でしたが、買いたかったサークルさんは一冊以外すべて買えたのでほくほくですvv

んでもって、ポメラたんを持っていたので、待っている間カフェでツナ骸書いてました。
明るくはないですが、暗くもないんじゃないかと思います。
つづきから。
 
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2009
08,20
世界の壁を壊してみよう第三弾。原稿の息抜きがてら買いてみた。
日和の天国組と骸です。
当然、捏造しまくり。六道の考えとかてきとーです。
なんか長くなったので、たたんどきます。
2009
03,02

※綱吉が欝です。ご注意ください。

どうしようもなく死にたくなったので、綱吉は駅に向かうことにした。

駅までの馴染んだ道はとても温かく、そこにある全ての者の幸福を証明するようだ。その風景と自らの心情と比較検証しかけて吐き気がしたので、綱吉はますます死にたくなった。
何か叫びだしたいように胸がむかついたが、叫ぶべき言葉が見つからずに、音にならなかった嘆きは心臓をかきまわすばかりだ。
いっそ幼子のように大声で泣き喚きたい気分だったが、生憎と涙は零れる気配も見せない。

駅に着くと財布から小銭を出して、一番安い切符を買った。こんなときにも財布の中身を気にしてしまう自分に気分が重くなる。自己嫌悪はいつだって胃に鉛を投げ込むようだ。
通勤ラッシュから外れたこの時間に人はまばら。ガタンガタンと音を立てて電車が到着し、去っていく。
ベンチに座ってそれを眺めることを何回か繰り返した。乗車する人、下車する人。入れ替わり立ち代り、それでも駅が無人になることはなかった。
「まもなく電車が参ります。白線の内側までお下がりください」
いつものアナウンスを聞いて、綱吉は立ち上がった。次に来る電車は直通では一番遠くまで行くものだ。
白線の上に立って、綱吉はこの電車に乗ってどこかに行くか、それともこのままホームから飛び降りるか悩んでいた。

ガタンガタン。ガタンガタン。線路から響く音に心臓が揺れる。
白線の―内側まで―お下がり―ください―。

この白い線はスタートラインだろうか。ゴールテープだろうか。
進むか退がるか、考えているうちに風が前髪を攫う。
ああ、電車が到着してしまった。

幸いというべきか、この車両から降りる客は居なかった。
進むべきか。逃避行という言葉は甘く響いたが、現実的に否定する自分も居る。
進むか退がるか、考えているうちに再び風が前髪を攫った。
ああ、電車が行ってしまった。

電車が去って、ぽかりとひらけた視界に再び飛び降りることを考える。
コンクリートを蹴って宙を舞う。タイミングを間違わなければ電車は綱吉を前に押し出してくれるだろう。それとも下敷きにして進むだろうか。
それはとても甘美な誘惑に思えて、綱吉は次の電車で飛び込もうと決めた。

決めた、はずだった。

「あれ?綱吉君、迎えに来てくれたんですか?」
耳に馴染んだ声に振り向けば、オッドアイの男がそこに居た。先程の電車に乗っていたらしい。
その姿を見た瞬間、綱吉はどうしようもなく泣きたくなって、男にしがみついた。
肩に額を押し当てて、背中に回した腕に力を込める。
駅で繰り広げられる抱擁はまるで外国の映画のようだろう。どうか外人と思ってくれていますようにと、突き刺さっているだろう視線に思った。男の瞳も自身の髪もおよそ日本人離れしているのだから、それくらい良いだろう。
「え、綱吉君どうしたんですかっ?えぇっ」
おろおろと、それでも背中にまわされた腕に笑いが込み上げてくる。

抱きしめた胸からは心臓の音がした。




ぶっちゃけ綱吉である意味はないです。

2009
03,01

え、お花見がしたいんですか?
そうですねぇ、今なら梅が見頃なんですけど…。

ああ、やっぱりギリシャさんが見たいのは桜ですか。
すいません、桜はまだちょっと時期じゃないんですよ。
もう少し暖かくなったら一緒にお花見しましょうね。
ふふっ場所は何処にしましょうか。

いっぱいあるって?
確かに日本各地に桜はたくさんありますけど、どうせなら一番綺麗なのをお見せしたいじゃないですか。
それに大抵どの地にも桜はありますけど、無い土地もあるんですよ。
昔はあったんですけど、その子の上司さんが桜が嫌いらしくて切っちゃったんです。

その子?可愛い子ですよ。
並盛というんですけど、上司さんが大好きらしくて。
上司さんのほうもあの子を大事にしてくれているようなんですよ。

ええ、そうですね。上司さんに大切に思われるのは、私達にとって幸せなことです。
あの子も最近になって多少物騒らしいのですが、上司の方が守ってくださっているようで。
……でも、どうやら物騒な方々はイタリアさんのほうから来ているようなんですよね。今度イタリアさんに一応お願いしてみましょうか。

すいません、心配かけてしまって。大丈夫ですよ。
ああ、そうそうお花見でした。じゃあ、桜が咲いたら皆さんお誘いしてお花見をすることにいたしましょう。
とりあえず今日のところは、梅饅頭でも如何ですか?


世界の壁を壊してみよう第二弾
日本→並盛
並盛の上司の方はもちろん某風紀委員長です。

 

2008
12,02

ねぇ、ラビ。あなたはオッドアイを見たことがありますか?

ええ、そうです。両の目の色が違う。猫?……へぇ、猫に多いんですか。
いいえ、僕が見たのは人間でした。

師匠と旅をしていたときのことなんですけどね。イタリアの小さな町に行ったんです。
そこで彼と会いました。まぁ、会うというほど関わったわけではないんですけど。
彼はとても美しい青と赤の眼を持っていました。赤いほうの瞳には不思議な文様が入っていて……。

え、イノセンスじゃないかって?うーん、たぶん違いますよ。
実は僕は最初、彼をアクマじゃないかと思ったんですよ。だってそんな奇妙な眼、僕以外に初めて見ましたから。
でも彼はアクマじゃなかったし、おそらくイノセンスでもなかった。たぶんアレはそんなものじゃない。神に仕える人間ではありえない。なんかうまく言えませんけど。ああ、どちらかというとノアに近い感覚でした。あ、でもノアでもなかったと思いますよ!

……そう、彼はずっとその町で人を待っているとのことでした。
探し人ならば僕も手伝おうかと申し出たんですが、どうやら彼はその人の名前も顔も分からないらしくて。ええ、僕もそれじゃあ探せないじゃないかと言ったんですよ。そしたら彼は逢ったら必ず分かるといって。
ふふ、なかなかロマンティックで素敵ですよね。

え?彼が今どうしているかって?
今もその町にいるかは分かりませんが、きっと今もその人を待っているんだと思いますよ。



世界の壁を壊してみよう第一弾
アレン→骸
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