| 2009 |
| 03,10 |
«もうなんか無理»
あるとしたら無配か初骸のシリアス。
あー、なんかきついです。精神的に。
就職したくないわけじゃないけど、就活はしたくない。
いっそ国で適性検査して決めてくれよ(超投げやり
| 2009 |
| 03,02 |
«(無題)»
※綱吉が欝です。ご注意ください。
どうしようもなく死にたくなったので、綱吉は駅に向かうことにした。
駅までの馴染んだ道はとても温かく、そこにある全ての者の幸福を証明するようだ。その風景と自らの心情と比較検証しかけて吐き気がしたので、綱吉はますます死にたくなった。
何か叫びだしたいように胸がむかついたが、叫ぶべき言葉が見つからずに、音にならなかった嘆きは心臓をかきまわすばかりだ。
いっそ幼子のように大声で泣き喚きたい気分だったが、生憎と涙は零れる気配も見せない。
駅に着くと財布から小銭を出して、一番安い切符を買った。こんなときにも財布の中身を気にしてしまう自分に気分が重くなる。自己嫌悪はいつだって胃に鉛を投げ込むようだ。
通勤ラッシュから外れたこの時間に人はまばら。ガタンガタンと音を立てて電車が到着し、去っていく。
ベンチに座ってそれを眺めることを何回か繰り返した。乗車する人、下車する人。入れ替わり立ち代り、それでも駅が無人になることはなかった。
「まもなく電車が参ります。白線の内側までお下がりください」
いつものアナウンスを聞いて、綱吉は立ち上がった。次に来る電車は直通では一番遠くまで行くものだ。
白線の上に立って、綱吉はこの電車に乗ってどこかに行くか、それともこのままホームから飛び降りるか悩んでいた。
ガタンガタン。ガタンガタン。線路から響く音に心臓が揺れる。
白線の―内側まで―お下がり―ください―。
この白い線はスタートラインだろうか。ゴールテープだろうか。
進むか退がるか、考えているうちに風が前髪を攫う。
ああ、電車が到着してしまった。
幸いというべきか、この車両から降りる客は居なかった。
進むべきか。逃避行という言葉は甘く響いたが、現実的に否定する自分も居る。
進むか退がるか、考えているうちに再び風が前髪を攫った。
ああ、電車が行ってしまった。
電車が去って、ぽかりとひらけた視界に再び飛び降りることを考える。
コンクリートを蹴って宙を舞う。タイミングを間違わなければ電車は綱吉を前に押し出してくれるだろう。それとも下敷きにして進むだろうか。
それはとても甘美な誘惑に思えて、綱吉は次の電車で飛び込もうと決めた。
決めた、はずだった。
「あれ?綱吉君、迎えに来てくれたんですか?」
耳に馴染んだ声に振り向けば、オッドアイの男がそこに居た。先程の電車に乗っていたらしい。
その姿を見た瞬間、綱吉はどうしようもなく泣きたくなって、男にしがみついた。
肩に額を押し当てて、背中に回した腕に力を込める。
駅で繰り広げられる抱擁はまるで外国の映画のようだろう。どうか外人と思ってくれていますようにと、突き刺さっているだろう視線に思った。男の瞳も自身の髪もおよそ日本人離れしているのだから、それくらい良いだろう。
「え、綱吉君どうしたんですかっ?えぇっ」
おろおろと、それでも背中にまわされた腕に笑いが込み上げてくる。
抱きしめた胸からは心臓の音がした。
ぶっちゃけ綱吉である意味はないです。
| 2009 |
| 03,01 |
«へたりあ→復活»
え、お花見がしたいんですか?
そうですねぇ、今なら梅が見頃なんですけど…。
ああ、やっぱりギリシャさんが見たいのは桜ですか。
すいません、桜はまだちょっと時期じゃないんですよ。
もう少し暖かくなったら一緒にお花見しましょうね。
ふふっ場所は何処にしましょうか。
いっぱいあるって?
確かに日本各地に桜はたくさんありますけど、どうせなら一番綺麗なのをお見せしたいじゃないですか。
それに大抵どの地にも桜はありますけど、無い土地もあるんですよ。
昔はあったんですけど、その子の上司さんが桜が嫌いらしくて切っちゃったんです。
その子?可愛い子ですよ。
並盛というんですけど、上司さんが大好きらしくて。
上司さんのほうもあの子を大事にしてくれているようなんですよ。
ええ、そうですね。上司さんに大切に思われるのは、私達にとって幸せなことです。
あの子も最近になって多少物騒らしいのですが、上司の方が守ってくださっているようで。
……でも、どうやら物騒な方々はイタリアさんのほうから来ているようなんですよね。今度イタリアさんに一応お願いしてみましょうか。
すいません、心配かけてしまって。大丈夫ですよ。
ああ、そうそうお花見でした。じゃあ、桜が咲いたら皆さんお誘いしてお花見をすることにいたしましょう。
とりあえず今日のところは、梅饅頭でも如何ですか?
世界の壁を壊してみよう第二弾
日本→並盛
並盛の上司の方はもちろん某風紀委員長です。
| 2009 |
| 02,26 |
«眠りの森にて»
静かに、しかし明確な意思を持って響いた声に雲雀は眉を上げた。声は女のものだった。
「骸さまは眠っているの。起こしては駄目」
ソファの前に佇む雲雀を見とがめた女はその隻眼で咎めるように見つめてくる。その姿には雛を守る親鳥の必至さも神に仕える修道女の盲目さも見いだせない。しかし根本にあるものは同じようにも思われた。
「駄目。駄目よ。貴方では駄目」
歌うようにそう告げる女に本気で雲雀を止める気があるようには思えなかった。ただ歌い、見つめてくるばかりでその場を動こうともしない。言葉はどこか投げやりで、しかし雲雀への拒絶ばかり伝えてくる。
雲雀に命令しておきながら、怯えるでも牙を剥くでもない女の様子が不快で思わず眉を寄せる。そもそも雲雀はこの女が嫌いだった。否、苦手と言った方が正しいかもしれない。草食動物でも肉食獣でもない雰囲気はどこか植物のようで、雲雀は女を扱いかねていた。
「………」
黙ったままの雲雀をどう思ったのかは定かではないが、女は再びその濡れた唇を開いた。
「貴方が起こしては駄目よ。骸さまを起こせるのはボスだけだもの。骸さまに触れていいのはボスだけよ」
その物言いに雲雀は怒るよりも呆れてしまった。女の声はそれまでの無機質な様子とは打って変わって、その名を呼ぶ時だけ甘やかに響いた。静かな湖面のようだった表情は今は蕩けるような笑みが浮かんでいる。幸福に彩られたそれはどこか狂人のそれにも似ていた。
ああ、この女は己の主人を眠り姫とでも思っているのだろうか!
願わくば茨になりたいとそう思っているのだろうか。
雲雀からすればソファに沈み込んでいる男も、こちらを見ているようでまるで見ていない女もどちらもただの人間だった。
おとぎ話などにはなりやしない。
だから
「知らないよそんなの」
言い捨てるなり歩を進めて、いまだ眠りつづける男を蹴り起こした。
「おはよう、骸」
不機嫌にかえってきた声に雲雀は気分が良くなった。
雲雀さんとクローム。
このクロームはツナ骸派。雲の人のことは普通に嫌い。
ていうか雲のひとっていう呼び方萌える。紫の薔薇のひと的な。