«自本感想»

今回の新刊について自分で感想。
あとがきというより、基本タイトルとか製本について。むしろ次回のための自分用覚書。
内容のネタバレになりそうなところは反転処理。

「オセロ」
なんか内容にオセロ出てきているけど、あんまり関係なくなってしまった。
タイトル最初の案だった「ゲーム」のほうが良かったかも。～ゲームというタイトルにしたかったんですが、一番有力だった「パンドラゲーム」がなんかムクツナの大手さんと微被りしたのでやめました。月光ゲームは有栖川さん。
オセロは語感が好きです。オレオも好き。ロストも好き。……三文字が好きなんだろうか。でもゲームとしてはオセロ＜チェス＜将棋です。駒はチェスがカッコいいと思う。

製本はオンデマンド、フルカラー、ミラーコート。思ったよりも印刷すると色味が強かった。特に緑。もっと白くなるかと思った。92pはさすがに結構ぶあつい。背タイトル成功して嬉しかったです。
本文の用紙はもう少し落ち着いた色のほうがいいかも。推測～で使ったのがやっぱり読みやすい。特急セットなので仕方ないけど。今回フォントは9ptで書いたけど、8ptでもいいかも。どっちが読みやすいんですかね。個人的にページ飾り（本文の上下とかにあるやつ）は苦手です。読みにくい。でもやりたい気持ちも少し分かります。

今回、初のR18でした。たぶんもうしない。一回、R18表記してみたかったんです。実はそれだけです。
やっぱり慣れていないからエロは書きにくかったです。エロく書けない！そして萌えない！
ぬるい上に数ページしかないので、正直R指定した意味はあんまりないかも。ただやってみたかっただけｗ

樺根ちゃんをもっときゃいきゃいしたキャラにしたかったんですが、上手くいきませんでした。あのぶりっ子キュートな感じを出したかったのに。
樺根ちゃんと骸で二重人格ネタはずっとやりたかったので、ようやく出せて良かったです。あの小説の樺根ちゃん、そして黒耀編の骸の残虐さと、うちの骸の性格に大きく差がありすぎて、じゃあ別人でいいじゃん！というのが元でした。
ちょいちょいボックスっこたちが出てきますが、あれはナッツたんのあまりの可愛さに後付で入れました。もともとネタを思いついたときはまだ指輪編ぐらいだったんで、未来編なんてさっぱりでした。
辻村さんの子供たちは～は前からすごい好きで何度も泣いた話でした。置き換え萌えとかはしていなかったんですが、樺根ちゃんに「はじめまして、僕が六道骸です」と言わせくてこの話を書きました。

一応、あんな感じでハッピーエンドになってますが、最初の設定ではもう少し暗い感じでした。
綱吉と樺根が骸をかけて賭けをするのも、樺根が寝るのも一緒なんですが、初期では綱吉が負けたらボンゴレリングを渡すということになってました。初代伏線をその辺に置いとく予定でした。あともう一つ賭けをする条件として綱吉が勝ったら、いつか綱吉の手で骸を殺せというのもありました。樺根の侵食は止められるものではなく、いつか骸の魂は樺根に吸収されてしまう。そうなれば、骸は樺根の中で永遠に地獄を生きることになってしまう。「だから、君が骸のことを思うなら、その前に君のその手で骸を殺しなさい」とかそんな感じ。侵食が進むと骸の目の色？髪の色？が黒くなる予定でした。殺すシーンまで書くつもりはなかったですが、綱吉はいつか来るその日に怯え、それでも覚悟をしながら骸と生きていくみたいなエンドでした。
ちなみに何で没になったかというと、友達に暗すぎるよっと言われたから。今思うと没にして正解でした。
しかし、相変わらず雲雀さん出張るな！私は雲雀さんを何だと思っているのだろう。下手すると骸より出てる……。


「急がばぐるり」
オセロの反動で出来たバカ本。
黄色のOA用紙にモノクロ印刷。表紙のちびキャラは余裕があったらシールにして配る予定でした。残念！
書きあがったのが何気に当日午前２時。行きがてらにコンビニでコピーして、会場で製本しました。しかも中綴じホッチキスを家に忘れたせいで、普通のホッチキス止め。他の本にキズとか付けてしまってたらどうしよう。すいません。
これもオセロと同じく9ptだったんですが、コピー本ならこのくらいのフォントサイズが妥当かもしれない。どうなんだろ。

お母さん(骸)の再婚に反対する黒耀ずというのが元々のネタでした。なんでこうなった……！
クローム→獄寺→骸→綱吉視点です。骸と綱吉についてはもう少し書く予定だったんですが、時間とネタ切れでした。あとクロームが出張りすぎてページたりんかった。
一応私の中で骸たちと綱吉たちで対比してます。骸と黒耀ずは相互依存。黒耀ずは骸を思って騙し、骸はそれをまったく疑わない。綱吉と山本は悪友。綱吉を思ってというよりも自分が面白くないから。綱吉も山本の話を聞いてはいますが、あんまり信じていません。ちなみに獄寺は言うまでもなく綱吉に依存。山本にはなんだかんだ言いつつ、懐いている気がします。
最初はツンデレを書くつもりだったんですが、なんか違うものになりました。こんなんツンデレやない。